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弁護団弁護士のつぶやき(vol.1)


1 弁護団の結成
  平成23年3月11日の東日本大震災発生後,岡山弁護士会では東日本大震災復興支援対策PT(以下「PT」という)が設置され,以後,PTメンバーによって,震災によって被災された方に対する無料法律相談等を実施してきました。
福島第一原発事故により,福島県のみならず東北地方,関東地方から岡山へ避難してきた被災者の方の相談等もPTメンバーによって対応していました。
しかし,岡山県への避難者の数は増加の一途を辿り,当初は少なかった原発事故に関する損害賠償の相談が次第に増えていきました。また,文部科学省内に原子力紛争解決センターが設けられ,同センター内における和解仲介手続(原発ADR)へのニーズが生じてきたこと,全国各地で,国及び東京電力に対して損害賠償訴訟を提起する機運が生じてきたこともあって,平成24年11月,原発事故によって被災された方を支援するため,PTメンバーを中心に,弁護士有志で弁護団を結成しました。
現在,弁護団は,石田正也弁護士(岡山合同法律事務所)を団長とし,30名を超える弁護士で構成されています。

2 岡山への避難者
  平成26年2月時点における岡山県内への避難者は,福島県からだけでも300名を超え(中四国地方にて最大数),その他の県からの避難者も加えれば1,000名を超えています。これは,大阪府,京都府,兵庫県などの大都市圏を上回り,近畿以西で最大の数です。
この要因として,気候が温暖で災害が少ないこと,県内に原子力発電所がないこと,自治体による支援が充実していることなどが挙げられています。
  避難に至る理由は,避難者によりさまざまですが,長期間の低線量被爆は,成人よりも胎児や幼児に影響が生じやすいとされていることから,避難者には,幼児を連れた夫婦または母子が多く見られます。

3 現在の活動状況
  弁護団では,①被災者に対する法律相談の実施,②原発ADRにおける手続代理,③国及び東京電力を相手方とする訴訟,の3つを活動の柱としています。
  避難者はそれぞれが様々な事情を抱え,見知らぬ土地で相談できる身内もいないことから,色々と悩むことがあっても,積極的に弁護士に相談をされる方はそう多くありませんでした。
  そこで,弁護団では,避難者交流会に積極的に参加したり,避難者の方が住む地域まで足を運んで相談会を開催したりして,できるだけ多くの避難者の方とお話をするよう努めてきました。
そして,平成26年3月10日,34世帯96名が原告となり,国及び東京電力を相手として,岡山地方裁判所に損害賠償請求訴訟(福島原発おかやま訴訟)を提起しました。原告となっているのは,原発事故時,福島県内に居住され,その後に岡山に避難された方,またはその家族の方です。なお,追加提訴分も含めれば,原告数は,39世帯103名となっています。

4 福島原発おかやま訴訟
今回の原発事故の原因については現在でも明らかとなっていない部分がありますが,同訴訟では,現時点まで明らかにされた情報に基づき,原発事故の原因を,国と東京電力において,津波対策及び過酷事故対策(シビアアクシデント対策)に不備があったこととしています。そして,国と東京電力が,原発事故発生前に,津波対策及び過酷事故対策をとることが現実的に可能であったにもかかわらず,それをせずに怠った点に,国や東京電力の法的な責任があると考えています。
そのうえで,被ばくによる恐怖不安,ふるさとを奪われた苦しみ,避難するか否かという不合理な選択に迫られた怒り,避難に伴う精神的経済的負担など様々な苦しみに直面し,耐えることを余儀なくされている原告らに対する損害の賠償を求めています。
現在,弁護団において,国及び東京電力の不備に基づいて,今回の原発事故が発生したことに関するひととおりの主張・立証を完了しました。
今後,国及び東京電力からの反論に対する再反論の検討を行い,併せて,各原告ごとに個別に具体的な精神的経済的苦痛の主張・立証を検討していく予定です。

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第6回福島原発おかやま訴訟の期日が開かれました!

 平成28年6月27日、午後3時から岡山地方裁判所におきまして、福島原発おかややま訴訟の第6回期日が開かれました!
 
 今回は、前回までと裁判官の構成が変わったため、弁論の更新という手続きが行われました。

 それに加えて、原告の方の意見陳述も行われました!

 次回の期日は平成28年9月26日午後3時から岡山地方裁判所100号法廷となっています!

 多くの皆様のご参加をお待ちしております。

 期日の詳細は、下の報告をご覧ください。

 
第6回期日報告

第6回口頭弁論期日案内

第6回口頭弁論期日が平成28年6月27日(月)午後3時00分からと指定されております。

今回の期日では,原告のうち2名の方の意見陳述が行われます。
どのような思いで自主避難を選択されたか,自主避難後どのような思いを抱いてきたか,この裁判で何を求めたいのかなどについて意見を陳述していただきます。

また,今回の期日から裁判官が交代となります。その際に,今までの原告の主張をまとめたものを改めて裁判官に聴いてもらう手続(これを「弁論の更新」といいます。)を行います。

さらに,原告の皆さんが放射線の被ばくを恐れて避難をすることが合理的な選択であり,社会的に見て相当な行為であることについて主張をします。
東京電力は,100ミリシーベルト以下の被ばく線量では,放射線リスクの増加を証明することは難しいなどと主張をしています。
原告として,このような主張が国際的な知見から誤りであること,一般人が低線量の放射線であっても健康不安を抱くことは合理的であること,放射線被ばくが人体に取り返しのつかない影響を与えることなどについて主張をしていきます。

第6回期日の予定は以上のとおりです。

多くの皆さんと思いを同じくする原告の方の意見陳述も行われますので,ぜひ多くの方に傍聴にいらしていただきたいと思っております。
当日は,午後1時から,弁護士会館2階会議室にて,原告団のミーティングを行いたいと思っています。
原告団の活動に関する報告や新しいパンフレット作成などについてお話ができればと思いますので,多くの原告の方の御参加をお待ちしています。
当日のスケジュールについては以下のとおりです。

13:00  原告団ミーティング(弁護士会館2F)
13:50頃 裁判所への入廷
15:00  口頭弁論(岡山地方裁判所100号法廷)
16:00  報告集会(きらめきプラザ7F705室)

※交流会と報告集会の会場が異なりますので会場を間違えないようご注意ください。

今後とも福島原発おかやま訴訟に御協力を宜しくお願いいたします。

アースデイ岡山のご報告


5月8日に,岡山市北区にあるRSKバラ園で「アースデイ岡山」が開催されました。
「アースデイ岡山」は,「どんな環境を次世代の子供たちに残せるかを考える場所作りとして、こだわりのオーガニックマルシェやワークショップ30店舗を出店」(主催者談)するイベントで,
無農薬野菜,オーガニックなお菓子を販売する店舗や,べんがら染などのワークショップ,そして豊かな音楽が包む,とても楽しいイベントです。
今回の「アースデイ岡山」には,原告団の有志が「「よってったらいいべ」ふくしま」を出店されました!
「「よってったらいいべ」ふくしま」は,福島版芋煮(味噌味),オーガニック素材で作ったお菓子,そしてお野菜苗の販売を行いました。
(弁護団の安田さんと木島は,売り子として協力させていただきました。)
「芋煮」という名前は岡山の方には馴染みが少なく,「芋煮ってなんですか?」と尋ねられることが多かったです。
そういう場合には,「東北版の豚汁です」と言って,鍋の蓋を開けると,ふわふわ~と胃袋を刺激され,あっという間に完売してしまいました。
中には,「懐かしい」と言って,東北での芋煮の思い出をお話しくださる方もおられました。
芋煮は秋に食べる習慣のようで,遠足でも芋煮の会があるとのこと。
芋煮の話を聞いたことはありましたが,島根出身の私には芋煮の存在感がなかなかイメージできないです。本当に興味深い!
今回の芋煮とお菓子はいずれも原告団の皆さんの手作りです。
販売のために芋煮は我慢し,試食が叶いませんでしたが,
お菓子は1つ購入させていただき,いただいたところ,めちゃくちゃ美味しい!!!
カカオニブクッキーをいただいたのですが,カカオニブとは,カカオ豆を砕いてチップ状にしたもので,栄養価が高く,欧米ではスーパーフードとして人気高騰中の食材とのこと。
それだけでも食べてみたい,と思うのが女子だと思うのですが,いざ一口カリッと口に入れてみると,口いっぱいに広がる香ばしさと,チョコの甘みと,何よりカカオニブの空気を含んだ宇宙を感じさせる食感がたまらなかったです。
お野菜苗は,芦川さんが愛情を込めて育てられた苗で,芦川さんの熱のこもったお話しに,多くの方が足を止めて聞き入り,議論していました。
私も早速感化され,トマトとピーマンの苗を購入しました。自宅ベランダで,今日もこの雨でつやつやと輝いています。
手伝いに行ったつもりがめいいっぱい楽しんだ1日でした。
今回の企画を行うことで,人とのつながりの中で福島原発おかやま訴訟への関心を持っていただけるようになったように思います。
現在も「おかふくサポーターズ」を募集していますので,多くの方にご参加いただければと願う次第です。

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第5回福島原発おかやま訴訟の期日か開かれました!

平成28年3月22日午後3時より、岡山地方裁判所におきまして福島原発おかやま訴訟の第5回口頭弁論期日が開かれました。

今回の口頭弁論期日では、被告国から準備書面が3通提出され、原告からは準備書面(15)を提出しました。

準備書面(15)の内容は、被告東電の準備書面に対する反論となっています。

次回は、平成28年6月27日(月)午後3時から、岡山地方裁判所100号法廷となっております。

多くの方々の傍聴をお待ちしております。
弁護団ニュース(第5回期日報告)


プロフィール

Author:岡山原発被災者支援弁護団
岡山原発被災者支援弁護団のブログへようこそ!

当弁護団は、
団長   弁護士 石田正也
事務局長 弁護士 安田祐介
以下合計27名の弁護士で構成されています。

当弁護団へのご連絡は・・

みどり法律事務所
 弁護士 安 田 祐 介
〒700-0807
岡山市北区南方1-7-21
TEL:086-234-0008
FAX:086-234-0109
Mail:midori-yasuda@midori-law.jp
までお願いします。
(受付時間:平日9:00~17:30)

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